57, アカシアに受難?(2006/6/29)

しばらく更新が滞っておりました・・・が、スタッフ一同元気に営業を続けております! 連日、 昨年と比べて倍近いお客様にお越しいただいており、嬉しい悲鳴を上げております。ご来店くださった皆様、本当にありがとうございます!!

やはり6月は北海道で最もいい季節。皆様は初夏の北海道を存分に楽しまれていることと思います。

この時期の花と言えば、アカシア。昨年のこの時期にもご紹介しましたが(簾舞だより34)、このアカシアが駆除の対象になっているというお話をお伝えしようかと思います。

初夏の豊平川;岸に咲く白い花がアカシアです


アカシアの花;正式な日本名はニセアカシア


このアカシアことニセアカシアは、明治初期に北米より持ち込まれた“外来種”です。一般に外来種は「日本固有の種に悪い影響を与える」として嫌われる存在。繁殖力の強いニセアカシアもこの例に漏れず、環境省が駆除の対象に定めました。

しかし、ニセアカシアはかつては“札幌市の木”であり、今も初夏の代名詞として親しまれています。そして最高級の蜂蜜が採れることから、養蜂家から“駆除”に対して大きな反対の声が上がっているそうです。(2006/4/9 北海道新聞より)

当店はこの時期、アカシアの花を酢漬けにして提供しております。最高級の蜂蜜が採れるということもあって、さわやかな甘みのあるこの酢漬けは初夏の味としてぜひとも残していきたい味です。というわけで、駆除には断固として反対です!!

現在、道外では駆除が勧められているそうですが、北海道ではどうなるのでしょうか? 私たちが採集している花は本当にわずかな量なのですが、実に気になります。

とにかく、この渦中のニセアカシアの味を知っていただきたいと考えております。是非ご来店のうえ、皆様の舌でご確認くださいませ!


アカシアの花の酢漬け
旬のメニューとして提供しております

前へ   簾舞便りトップに戻る   次へ