21, アカゲラ(2005/3/15)

常連客のアカゲラさん
結構うまく撮れました!


先週の春到来かという陽気も一変、またたくさんの雪に見舞われました。ぐちゃぐちゃの雪解け道、たっぷり積もった雪道という過酷な条件にもかかわらず、先週もたくさんのお客様においでいただきました。いつも本当にありがとうございます。

さてさて、突然ですが、先日ザ・ビッグイヤーという本を読みました。ビッグイヤーとは、アメリカのバードウォッチャーが「1年の中で何種の野鳥を見れるか」を競う大会です。ルールは「北米に生息する、または迷い込んだ鳥に限る」、「見た時刻・場所を明確にする(証拠写真や証人がいればなおよい)」というもので、審判はいません。

北米には約六百数十種の野鳥が生息しており、それを見逃さないことはもちろん、それ以外に南米、ヨーロッパ、アジアなどから偶然迷い込んだ鳥をどれだけ見れるかが勝敗のポイントだそうです。

本の内容は、1998年に3人の個性あふれる野鳥狂がバトルを繰り広げ、優勝者が745種という驚異的な記録を打ち出すまでが熱く描かれています。少々分厚い本ですが、鳥に詳しくなくても楽しく読めるので、ぜひご覧ください。

・・・で、なんでこの話をしたかというと、その中で当店によく来るアカゲラについての記述があったからです。

どうやらアカゲラは北米にはいなく、ロシアの目と鼻の先にあるアリューシャン列島のアッツ島に時々紛れ込むらしいんです。これは北米の野鳥狂にとっては垂涎の的。アッツ島でも10年に一度見られるかどうかという鳥なんだそうです。それが当店の庭にはしょっちゅうやってくるのだから、なんだか嬉しくなってついつい長々と書いてしまいました。

当店にはオスもメスも来店していきます。後頭部の赤い模様が大きいのがオス。小さい、またはほとんどない方がメスです。アカゲラの他にも多くの野鳥がやってきますんで、北海道の野鳥で写真と鳴き声などを眺めてからご来店してはいかがでしょうか? 現在確認できている種はシジュウカラ、コガラ、ヒガラ、ハシブトガラ、ヤマガラ、ミヤマカケス、ヒヨドリといったところでしょうか。

それでは今週も皆様のご来店をお待ち申し上げております。どうぞ宜しくお願い申し上げます!

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